手塚国光のかわいさに気付いたとき"老い"の足音が聞こえた
「テニスの王子様」("新"のほうではない)が世のオタク女性たちのハートをわしづかみにしていたあの頃、ちょうど私は中高生でした。
登場人物と同世代だった頃に気付けなかったこと
「勝つのは氷帝!負けるの青学!」 コールが鳴りやまなかったときがちょうど高校生時代。手塚 VS 跡部戦のとき、相手は手塚だし正直跡部が負けると思っていたのですが、手塚のガラスのショルダーのおかげで跡部が勝利。
学校に向かう途中で、跡部ファンの友人に「跡部勝ったね!よかったね!」と電話したことを今でも覚えています。
この青学の部長で壊れやすい繊細な肩を持つ手塚国光の魅力が、当時まったく理解できませんでした。
自分が彼らと同年代だったせいか「中学3年生で顧問の先生に間違えられるなんておっさんクサくてイヤー」とかふざけたことを抜かしていたのです。この時代は確か鳳長太郎などの"わかりやすいかわいいキャラクター"が好きでした。
年齢を重ねてから気付いたこと
20代後半になった頃、ふと昔を懐かしみたくなり当時放映していたTVアニメ版をレンタル。一気に見直したのですが、あれ……もしかして手塚ってかわいい……?
自分が中高生の頃は「おっさんクサくてイヤー」としか思っていなかったのに、彼の「見た目も性格も大人びているけれど時折見せる中学生らしさ」がすごくかわいく思えたのです。
そしてその感情に気付いた瞬間「私も大人になってしまった……」と己の限界を超えた、ある意味無我の境地に達しました。母性本能がより色濃くでるようになったんでしょうね。
けれど、テニスの王子様のキャラクターで一番の推しメンは"切原赤也"。悪魔化したと思ったら天使になったりと、いろいろ忙しいあの子がかわいいのです。
ただ、テニスの王子様はそのキャラクターの多さから人気のヒエラルキーがすさまじく、最下層のほうにいるキャラはグッズすら出ないというジャニーズ並みの商売。
その頂点はもちろん跡部ですが、赤也はおそらく"中の上"くらい。
グッズは出ないことはないし映画版でもいい立ち位置だったりしますが、お金を発散する機会が少なく、なかなか大人の愛の形を見せつけられないのが残念です。
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