【アラサーの健康】肝臓が壊れかけて2カ月半断酒した効果とメリット
こんにちは。
断じてアル中ではない!年上(@toshiuesan)です。
隙あらば一人酒がデフォルトの私でしたが、ついに去年、肝臓を壊しかけました。そのとき送った2カ月半にも及ぶ、つらい断酒生活の記録をここに記します。
- 異変に気付いたきっかけ
- 病院(内科)へGO
- そもそも普段の酒量はどれほどだったの?
- 断酒生活で起こった変化
- 断酒した結果は…?
- 離脱症状には襲われなかった
- 実際に断酒して感じたメリットは?
- 今も断酒している?
異変に気付いたきっかけ
急に酒を受け付けなくなった
今でもその日のことは忘れません。ちょうど実家に帰っていた日のことです。
酒飲みの家系なので、いつものように夕飯といっしょに焼酎を飲んでいました。
一口・・・二口・・・
するとここで、体の中から声が聞こえたのです。
\これ以上飲むと死ぬよ!/
はっきりと聞こえました。内臓が確かにそう叫びました。そしてまるで魔法にかかったように、それ以降まったくお酒が飲めなくなってしまったのです。
病院(内科)へGO
体の中から聞こえた声の真相を確かめるべく、すぐに病院へ行って血液検査をしました。
こちらの記事でも少し触れましたが、このとき肝臓の数値がかなり悪化していたのです。医者には「自然と飲みたいと思えるまで飲まないほうがいい」と言われました。
世界が一瞬、暗転したような錯覚を覚えました。
そもそも普段の酒量はどれほどだったの?
正直よくわかりません。
今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?と同義語です。
20代前半の、もっとも病んでいた時期は毎晩紙パックの赤ワイン1.8リットルを空けてました。
病み時期が終わり、年下くんと付き合う前は焼酎の水割りを360日くらい摂取。けどアルコールの量を測ったことがないので、正確な酒量はわからず。
水割りの「水」を毎日2リットル消費するくらいの酒量かな?
ただ、年下くんと過ごすときはお酒を飲まない日、つまり休肝日を作れるようになっていました。長くて4日間連続とか。
そのため、最近の酒量は以前に比べてガクッと減っていたはずです。それなのに肝臓の数値が悪化していて、だいぶショックでした。積み重ねてきた業が深すぎたようです。
断酒生活で起こった変化
つねに眠い
「お酒を飲まないと目覚めがすっきりするよ!」というのを聞いたことがあったのですが、正直どこが?と思いました。
朝も昼も夜もとりあえず1日中眠くてしょうがない。襲いくる眠気と戦うために、仕事中はずっとミントガムを噛んでいました。
甘いものが食べたくなる
私はそれまでスイーツなどの甘いものにはほとんど興味がなかったのですが、断酒した途端ものすごく欲するように。
今まで無視していた食後のデザートをしっかり頼むようになりました。
(飲酒を再開したらこの甘いもの欲求はピタリと止まりました)
食欲&趣味がなくなる
断酒中のこの変化が、一番やばいなと思いました。
平日の夜は
- お酒を用意する
- 好きなおつまみを自分で調理する
- アニメやゲーム(趣味)を楽しむ
という順番を毎日行う習慣がすっかり確立されていたのです。
しかし、1.の「お酒を用意する」という工程をなくしたことで、まず食べることへの興味を失いました。
ここで「お酒が飲めないなら作る気がしないし、何食べたっても同じだよね」という思想に着地します。
アニメやゲームといった趣味についても同じです。つねに眠かったことも手伝って、入浴を終えたらすぐに布団へGO。
酒ありきの習慣ができあがっているせいで、前提が崩れるとその後のすべてに興味を失う。
自分はこれまで「アルコール中毒ではない!」と思っていました。
だって以前在宅で働いていたときも、仕事中は絶対に酒を飲みませんでした。自宅といういくらでも酒を飲める環境でも、酒を欲しなかったのです。TPOに沿う行動もできていました。
けれどこの断酒生活がきっかけで「ちょっとアルコール依存症気味だな」という危機感が確かに芽生えたのです。
2カ月半で体重が7キロダウン
上述したように食事への興味をすっかり失っていたので、毎日家では「納豆おろしそば」を食べていました。「納豆おろしそば」は文字どおり、そばの上に納豆と大根おろしをぶっかけただけの料理です。
デートや友人との外食を除けば、エブリデイ「納豆おろしそば」。
このおかげ?でいつの間にか7キロもの減量に成功していたのです。
(ちなみに不本意なダイエットだったため、飲酒を再開したらソッコーリバウンドしました)
断酒した結果は…?
こうして、食事への興味も趣味も失ったまま2カ月半が経過しました。
この頃からスーパーで売られている刺身を見るたびに「酒が飲みたい」という気持ちがよぎるように。
それでも「酒が飲みたい!」と渇望するほどではない。
2カ月半も断酒しているのに、どうして体がかたくなに酒を拒否しているのか……不安でしかなくなり、あらためて病院で血液検査をしてもらいました。
そしてその結果、なんとすべての肝臓の数値が正常に戻っていたのです。
断酒前と断酒後の肝臓の数値
断酒前
(基準値をオーバーしていたものには「↑」がついています)
γ-GTP:112↑
AST(GOT):38↑
ALT(GPT):28
断酒後
γ-GTP:34↓
AST(GOT):22↓
ALT(GPT):20
上記のように、すべて正常値に戻っていました。にもかかわらず、なぜ体がかたくなに酒を拒否していたのでしょうか?
結論を言うと、体が酒を受け付けなくなったのは肝機能のせいではなく、逆流性食道炎を発症していたからでした。けれどそれはまた別の機会に書かせてください。
遠回りしましたが、これで晴れて断酒生活とはおさらばです。
このとき私は正直「肝臓ってちょろいな」と思いました。
だっておよそ10年にも及ぶ肝臓への虐待が、わずか2カ月半でちゃらになったのです。
ちょろいな、甘いな、ちょろ甘ですね。
離脱症状には襲われなかった
飲酒歴10年以上、体に流し込んだ酒量は測定不能。
それでも、手の震えや便秘・下痢、不眠症などが現れる「離脱症状」には見舞われませんでした。
やはり休肝日はなくとも仕事をしている間、およそ12時間はアルコール抜けてましたしね。それに遺伝的にアルコール分解能力に優れていたのも大きな理由のひとつかもしれません。両親ともに「水代わり」と言いながら酒を飲むような人たちでした。
実際に断酒して感じたメリットは?
眠気に慣れれば毎日爽快
「断酒生活で起こった変化」で「つねに眠い」をあげましたが、私の場合この症状はおよそ半月ほど続きました。それ以降は体が慣れたのか日中強い眠気に襲われることもなく、朝目覚めると「あーよく寝た!」と感じられるように。
飲酒を続けていて肝臓がお疲れモードだったときの目覚めは、それはもうだるかったですからね。1日の始まりが爽快だと、今日も頑張ろう!とポジティブな気分にも。
えずかなくなる
肝臓が疲れていたときは歯磨き中や空気が変わった瞬間に「おえっ」とえずいていたのですが、これがなくなりました。
ダイエット効果
私は「食事に興味がなくなり毎日納豆おろしそば」という極端な形になってしまいましたが、正しい意識をもって断酒を行えばダイエットになるなーとおもいました。
まず、酒の分のカロリーを確実に減らせます。そしてアルコールを摂取しているとついおつまみを食べ過ぎてしまう傾向があるので、これも防ぐことができます。いくらおつまみのカロリーをヘルシーよりにしても、ゼロにできることに越したことはないです。
今も断酒している?
答えはNOです。
やはり習慣化してしまったことを完全に断つことは、なかなか難しい。
ただ、自分の意思で休肝日を作れるようになったので今後も酒とはいいお付き合いを続けていきたいです。
深酒してしまった後には必ずこの「しじみの入った牡蠣ウコン+オルニチン」を飲んでいます。翌日の二日酔いがかなり軽減されますし、毎日飲みやすい価格なのも大きな魅力です。
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